経営者応援ブログｎｏ9「人生いろいろ:加山雄三という人」

皆さんこんにちは。Future Createの代表阿部弘です。

今までの僕の人生や経営者として経験から学んだことをもとに経営者の本音のブログを発信します。

実は昨日、僕がもう５０年以上ファンとして慕っている俳優加山雄三さんの８０歳記念コンサートがあり行ってきました。先行予約で買ったチケットなので女房と一緒に前から８番目の席で楽しんできました。

僕が加山雄三という人を知ったのは小学校３年生のとき親に連れて行ってもらって「怪獣大戦争」という映画を見に行ったときのことでした。

そのとき同時上映されていたのが人気の東宝映画若大将シリーズの「エレキの若大将」だったのです。スポーツマンで頭が良くて性格も良い、歌も歌えて女性にモテモテものかっこいいヒーロー若大将こと田沼雄一。それからというもの、自分のお小遣いはすべて加山さんのレコードを買っていたと思います。

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ただ、今では俳優として歌手として画家として大成功を収め、たくさんのファンに愛されている加山さんですが、実はすべてが順風満帆ではなかったのです。幾多の苦難があったのです。僕はずっとそれを見てきました。

その一つが１９７０年の経済危機でした。加山さんが経営参加していた「パシフィックホテル茅ヶ崎」の倒産で５億円の借金を背負いこんだ時です。

全ての財産を失い、知人、友人も去っていき、唯一の光は若大将シリーズで共演した妻松本めぐみさんとの結婚でした。

松本めぐみさんの母と弟が住む2LDのマンションに住み、夫婦協力して月に３０万円の収入でなんとか暮らしていたのです。俳優業の人がこの金額で生活するのはとても大変です。でも加山さんはその時幸せだったと語っています。私も去年会社を清算した時、同じ気持ちだったことを思い出します。

そんな加山さんが今のように輝くことになったのは昭和５０年の若大将シリーズのリバイバル上映でした。僕が大学のころ、所属していた日本拳法部の先輩たちとオールナイト３本立てをよく観に行きました。

そんな復活を心から喜んだ僕ですが、チケットが完売で行けなかったNHKの二人のビッグショーを下宿のテレビで観て２時間泣きっぱなしだったことを今でも忘れません。

「どんなに苦しくても辛くても、周りの人への感謝と希望さえ失わなければ必ず幸せになれる」と加山さんは教えてくれました。

もし、今仕事や人生があまりうまくいっていなくても長く生きれば色々なことがあるのです。だから精一杯努力して今を誠実に生きればいいのです。

今日のブログは昨日のコンサートの感激から僕の想い出と絡めてお話をしてしまいました。

皆さんの人生はどうですか？夢を持って前向きに頑張りましょう。

毎回、様々な話題をお話しします。皆さんの方が素晴らしい仕事をしているかもしれません。でも実際の現場で真剣に戦ってきたからこその話だと思って読んでください。今のあなたの仕事、人生に少しでも参考になればうれしいです。ではまた。

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