ブログ版「色いろ音楽館」no15~緑にもいろいろ?~
皆さんこんにちは。札幌のフォーティーフォー(44)カラースクールの学長・Future Create 代表の阿部弘です。
今回も「緑」をテーマにした第3弾。緑と一言にいってもいろいろあるんです。
※青緑はクールな色
前回は「緑は癒される色」というお話をしましたが緑色と一言に言ってもいろいろあります。青緑と黄緑では感じが違いますよね。
実は緑の色の名前には、宝石や鉱石、岩石の名前をそのまま色名にしたものも結構多いんです。クレオパトラのアイラインに使われたと言うマラカイトグリーン。トルコ石のようなターコイズグリーン、酸化コバルトを原料にしたコバルトグリーンなど、まだまたあります。
なぜかと言うと、色の歴史の古いヨーロッパでは初期ルネッサンス時代まで、哲学とか宗教的思想によって、色と色を混ぜ合わせて新しい色を作ることは神への冒涜と考えられていたからです。今なら、黄色と青を混ぜると簡単に緑は作れるのですが、その時代はそれが許されていなかったので、色々な着色原料の石や岩を探して歩いたんです。その結果としてヨーロッパの多種多様な顔料の色彩文化が開発されたことになります。
インクのように水に溶かしてそれを布などに染める染料とは違い、顔料とは鉱石や岩石を細かく砕いて、のりのようなものに混ぜてそれを塗って色を付けるというものです。それぞれ天然の素晴らしい色の歴史があるのです。
と言うことで緑の宝石に例えた色をつかったこんな曲。
♪♪「エメラルドの伝説」ザ・テンプターズ
昭和43年、グループサウンズの「ザ・テンプターズ」が歌いました。エメラルドは「宝石の女王」とも言われ、5月の誕生石です。
出典http://www.houseki-mall.com/emerald.html
※黄緑は優しく自然な色
さて、次に同じ緑でも黄緑は若くて柔らかい色、そして自然の緑のイメージがあります。
自然の緑というのはやはり見ていてホッとしますが、最近はずいぶん街の色もケバケバしくなって来ました。
私が住んでいる札幌の風物詩ともいえる路面電車の話をしたいと思います。
自然と都市の共存している観光都市札幌、この町並みをゆっくり走る路面電車ですが、10年程前から、ラッピング広告というのが盛んで、車体全体を派手な色の広告で飾られている車両が目に付きます。
これを「移動景観」と言うのですが、東京の都バスの色から始まったこの騒色議論、いくら財政が厳しいからと言って、景観を阻害するようなラッピング広告は是非やめてほしいと思います。街がどんどん遊園地化してしまってもいいのかなぁ? そういう意味で市営交通のテーマカラーの緑の電車をたくさん残してほしいですね。
ということで今日も「緑」のお話をしました。いかがでしたか?ブログ版「色いろ音楽館」。これからも皆さんに楽しんでもらえるような豆知識をお話しますのでお楽しみに。メッセージや質問、リクエストなどお待ちしております。