ブログ版「色いろ音楽館」no14～緑は心を癒す色？～

皆さんこんにちは。札幌のフォーティーフォー(44)カラースクールの学長・Future Create　代表の阿部弘です。

今回も「緑」をテーマにした第2弾。きれいな緑色を思い浮かべてください。

さて、前回は「緑は心の安らぎと調和をもたらしてくれる色」とお話しましたが、もう一つこんなエピソードがあります。

ロンドンにブラックフライヤーズ橋という橋があり、その橋はその名の通り真っ黒な鉄橋で、自殺の名所になっていたそうです。あるとき、その橋を淡い緑に塗り替えたところ自殺者の数が３分の１に減ったということです。

黒は意気消沈の色、黒い橋だったときは自殺志願者が橋にやってきてそのままドボン。でも緑は癒しの色、家族の顔や恋人の顔が思い浮かぶのでしょうか。自殺を思いとどまる人が多かったのでしょうかね。

突然ですが、警官隊が使う盾。クレーや黒しかないですよね。たとえばあれを緑にしてはどうでしょうか？

凶悪な立てこもり犯がいる家を警官隊が盾を持って取り囲む。相手は自暴自棄になっていますから黒やグレーではかえって心が闇に沈みます。

そんな時、安らぎの緑の盾を持った警官隊に囲まれたら犯罪者も先ほどの自殺志願者ではないけれど心が癒されちゃって投降してくるのではないでしょうか？

色はこのように使うことだって大切なんですけど、こんなこと、警察の人も考えていないですよね。

とにかく緑という色は癒し、リフレッシュできます。そしてさらに生命力を感じます。３歳ぐらいまでの子供のことを「嬰児(みどりご)」、と言いますし、つやつやした髪の毛を「緑の黒髪」とも言います。

そんな元気になる緑の曲、なんだか楽しくなりますよ。懐かしい曲ですが知ってますか？

「緑の季節」山口いずみさんでした。この曲、実は僕も忘れかけてたんですけど、聞いているうちにしっかり思い出しました。きれいなお姉さんが歌っていたっていう印象があります。山口いずみさんは女優として時代劇なんかで活躍されていましたよね。

「きれいな女優さん」で思い出したんですが、以前、中国映画の「ラバーズ」というのを観ました。皆さんはご覧になりましたか？

金城武さん主演です。その中で女優のチャン・ツィーさん、うっとりするぐらいきれいでした。

印象的だったのが彼女が後半着ていた「緑の衣装」。緑を着こなすのって結構難しいのです。でも彼女のイメージをよく表していたんじゃないかと思います。

赤い衣装だと華やか過ぎるし、ピンクでは弱すぎるし、黒だと強すぎる。緑はその中間で「強さの中に弱さやけなげさを持っている女性」をしっかり表現していたような気がします。何となく、若き日の大竹しのぶさんに似てたような気がするんですけど。みなさんはどのように感じたでしょうか？

ということで今日も「緑」のお話をしました。いかがでしたか？ブログ版「色いろ音楽館」。これからも皆さんに楽しんでもらえるような豆知識をお話しますのでお楽しみに。メッセージや質問、リクエストなどお待ちしております。