ブログ版「色いろ音楽館」no13~緑は安らぎの色?~
皆さんこんにちは。札幌のフォーティーフォー(44)カラースクールの学長・Future Create 代表の阿部弘です。
赤、青、黄色をテーマにして書いてきましたが今回からは「緑」をテーマにしたいと思います。
※緑は眼を休める色
よくオフィスやリビングに観葉植物が置いてありますよね。植物、特に観葉植物のような自然の緑は人間の心と体に安らぎと調和をもたらしてくれる色なのです。
夏になると札幌の街でもきれいな虹が見えますよね。以前にもお話ししましたけど、虹の色というのは赤、橙、黄、緑、青、藍、菫という七色です。これで言うと「緑」は丁度真ん中の色、つまりとてもバランスが取れて安定感のある色ということです。言い方を変えれば色は緑を中心として広がっているともいえるんです。
青と同様、緑の波長には脳の興奮を鎮める働きがあり、見ているだけで癒される色なんですよ。
※緑は平凡な色~
ただ、緑という色、癒しの色として今では結構好きな人も多いと思うのですけど、その傾向は最近のことでして、昔はそれほど好まれる色ではなかったようです。というのは、緑は「平凡でつまらない色」という印象だったからです。緑は自然の中にありふれていて、当たり前の色です。赤ほど情熱的ではないし、神秘的といえば青を選んでしまうし、温度感で言えば、暖かくも寒くも感じない中性色で何か特徴が無い色ですね。だから、商品のパッケージに昔は緑はタブーと言われていたこともあります。
しかし最近どうして緑が好かれるようになったかというと、今は自然破壊といわれるように人々が自然の大切さに気づき始め、緑を好むようになってきたからなんです。森林浴も昔のように森や林がすぐそばにあれば、わざわざ車に乗っていく必要もなかったんですね。自然の中で生きてきた人間がその自然をいま再び求めているんです。
自然の緑というと草原のイメージ。緑の草原、緑の草原・・・さて、今日の曲、そうです。この曲、歌詞に出てきますね。
♪「旅人よ」 加山 雄三
「旅人よ」加山雄三さんでした。このブログを毎回読んでいただいている方は、「やっぱりね」と思ったかもしれません。僕の大好きな加山雄三さんの曲です。
この曲は「夜空を仰いで」のレコーディングに向かう途中、「レコードのB面に入れる曲がない」というので急遽ステーションワゴンの中で作った曲だそうです。
そういえば昔のレコードはA面とB面がありましたね。僕が加山さんのレコードを買い始めた時は1枚300円だったかな。ドーナツ版っていって45回転のものでした。今の若い人たちは知らないですね。
※大切なものは・・・
この加山さんのドーナツ版で1つだけ悔しい思い出があるんです。
それは小学校の時、友達が聴いてみたいというので始めてレコードを貸したんです。小学生で加山雄三の歌が聴きたいって言われるということはあんまりなかったので嬉しかったんです。今ならCDとかDVDとかがあるから個人的な視聴なら複製して貸してあげればいいのですが、昔は無かったから現物を渡すしかなかった。
実はそれが返ってこなかったんです。「神様の贈り物」という曲のレコードでしたが、それ以外のレコードはすべて持っているので今となると非常に残念でした。僕も誰に貸したかもよく分からなくなってしまったし、返してもらった気でいたり、借りた人も悪気があったわけじゃないと思います。きっと忘れちゃったんです。
でも大切なものは貸すものではないですね。お金でも何でも貸すときには、あげると同じぐらいの覚悟が必要なんだと子供心に感じた記憶があります。もちろん、借りた人はもらったと同じ気持ちでいては困るんですけどね・・・。
ということで今日は「緑」のお話をしました。いかがでしたか?ブログ版「色いろ音楽館」。これからも皆さんに楽しんでもらえるような豆知識をお話しますのでお楽しみに。メッセージや質問、リクエストなどお待ちしております。