ブログ版「色いろ音楽館」no11~なぜヘアカラーが普及したの?~

※色によって感じる重さが違う。

皆さんこんにちは。札幌のフォーティーフォー(44)カラースクールの学長・Future Create 代表の阿部弘です。

今回も「黄色」のお話です。

※色の重い・軽い 宅配便の箱の色~インテリア~ファッション

黄色という色は有彩色の中ではもっとも明るい色ですが、明るいということは軽く颯爽としているということです。明るい色ほど軽く見える、というのが色の世界では常識です。宅配便や引越し屋さんの箱は黒いものはありませんね。白と黒では1.87倍も感じ方が違うらしいんです。

インテリアなどでは通常、床、壁、天井の順に明るくしていきます。下から重い、中ぐらい、軽いという印象にするのです。そうすると安定して見えるため落ち着きます。天井が暗い色だとなんとなく落ち着かないのはこのためです。重いものが迫っているように見えてしまうんです。

洋服なんかもそうですが、スカートやパンツを暗い色にして上に着るセーターを明るい色にすると、重いモノの上に軽いものが乗りますから安定感がある。これがベーシックな組み合わせです。

でも夏になると白いパンツやスカートの上に暗い色を持ってくる。軽いモノの上に重いものを乗せることになり、不安定になりますが、ファッションの場合はこれを不安定と呼ばず、「スポーティー」と呼びます。重い・軽いを逆転させ、バランスを崩すことでなんとなく軽やかで軽快に見えるんです。スポーツ選手のユニフォームなどでサッカーなどの動きのあるスポーツでは下が明るい色のトランクスにして上着に色をつけていることが多いですね。動きがすばやく見えるんです。

※明るいヘアカラーが人気の訳

最近では女性のヘアカラーは当たり前になって明るい色に染める方も多いですね。日本人の黒髪は魅力的と言われますが、やはり重い。そして日本人は背が高くないので押しつぶされている感じ。ということは、何となく重々しく感じますので、軽い色、明るい色が好まれてきているのだと思います。

次の曲に出てくる女性はヘアカラーしたわけではなく外国人なのでしょう・・・。

「亜麻色の髪の乙女」ヴィレッジシンガーズ

1968(昭和43)年、当時はグループサウンズ(GS)と呼んだバンドの一つ、 “ヴィレッジ・シンガース”のヒット曲です。「亜麻色」と言うのはクリーム色に近い茶色です。結構薄い黄褐色で、髪の毛の色の形容に使われますが日本人には無縁の色のため知っている人は少ないようです。それにしても歌詞を聴いているととにかく幸せな歌ですね。何の不安も無く、愛し合っている二人をそのまま歌詞にしたような曲です。昔は単純な歌詞が多かったような気がします。


いかがでしたか?ブログ版「色いろ音楽館」。これからも皆さんに「へ~」を提供できるような豆知識をお話しますのでお楽しみに。メッセージや質問、リクエストなどお待ちしております。

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