ブログ版「色いろ音楽館」no10～人は目で食べている？～

人は目でものを食べている？

皆さんこんにちは。札幌のフォーティーフォー(44)カラースクールの学長・Future Create　代表の阿部弘です。

今回は「黄色」の第2弾。

人間は「目で物を食べている」と言われます。実際に食べるわけではないのですが、人間は五感の中で８７％は視覚で判断していると表現されます。皆さんも食べ頃を色で自然に見分けているはずです。スーパーでいちごを買うとき真っ赤になったものが美味しくて、まだ黄緑のものは熟れていなくて美味しくないということがちゃんと分かりますよね。今日はそのお話です。

※果物の色～ゴルフ場でのエピソード

大分前にゴルフ場のレストランでレモンスカッシュを頼んだ時のことです。

しばらくしてそれが出てきました。何か炭酸が抜けてて変だなと思ったんですけど、のどが乾いていたから途中まで飲んだのです。でも何か違う、レモンスカッシュのようだけどどこか違う気がするんです。

それで周りの人に味見してもらったんですが、皆、「こんなモンじゃない、ちょっとさっぱりしてるけどレモンスカッシュだよ」って言うんです。

そうかなぁと思ったんですけど一応レストランの人に訊いてみようと思ってウエイターの人を呼んで言ったら、急に「あっ！スミマセン」って言って持って行ったんです。すぐに新しいレモンスカッシュを飲んで分かったのですが、さっきのは本当はグレープフルーツジュースだったんです。よく考えたらレモンの輪切りもついてなかったなって思ったんですけどね。あれは色が同じだからわからないんですね。人間の味覚ってあてにならない。色に結構ごまかされますね。

そういえば、このときのゴルフ、プレー中に仲間がリスだ！リスだ！と言うんです。見に言ったら確かに動物が立っていたんですがとても大きいリスに見えました。ゴルフ場にリスなんて珍しいな、と言いながら次のホールに進んでから、一人が、突然笑い出したんです。「さっきの動物はリスじゃなくて「ウサギ」だろっ」て。そう、どう考えても普通のウサギでした。

この日はみんなどうかしてたんですね。味覚もそうでしたけど、人間の思い込みってコワイですね。

黄色は元気、明るい、カジュアルのイメージ

さて、色の世界では「黄色」という色は「元気」「にぎやか」「「明るい」というイメージで、カラーコーディネートの世界ではどちらかと言うと「カジュアル」な配色に適しています。フォーマルな感じには少し難しい色ですね。音楽でも明るいイメージの曲も多くあります。それでは次はそんな明るい歌、昭和３４年にスリー・キャッツというグループが歌い、４５年にゴールデン・ハーフがリバイバルで大ヒットしたこの曲

♪♪「黄色いサクランボ」　ゴールデンハーフ♪♪

「黄色いサクランボ」ゴールデン・ハーフでした。

エバとかマリアなどハーフの５人組が歌っていましたが、歌詞が教育上良ろしくないということでハレンチソングなんていわれましたね。

黄色いサクランボは美味しくないと思うんだけど、真っ赤になって熟しきる前がいいのかもね。

いかがでしたか？ブログ版「色いろ音楽館」。これからも皆さんに「へ～」を提供できるような豆知識をお話しますのでお楽しみに。メッセージや質問、リクエストなどお待ちしております。