ブログ版「色いろ音楽館」no9~なぜ秋になると葉が赤や黄色になるの?~

黄色い季節といえば何?

皆さんこんにちは。札幌のフォーティーフォー(44)カラースクールの学長・Future Create 代表の阿部弘です。

前回まで、赤、青とテーマカラーにしてきましたが、今回からは「黄色」のことをお話ししたいと思います。

黄色い季節というとどのようなイメージですか?明るい色だから春ですか?夏ですか?

僕は秋のイチョウの葉を思い出しました。

※何故紅葉した葉は黄色や赤なのか

さて、皆さんは何故、緑の木の葉が秋になると赤や黄色くなるかご存知ですか?

それは、葉緑素が緑だからということになるのですが、では何故、葉緑素は緑かというと、以前にもお話したように無色透明に見える太陽の光は赤、橙、黄、緑、青、青紫などのたくさんの色を含んでいます。その光がモノに当たるとそのうちの何らかの色の光を反射して人間は反射した光を色として感じるわけです。

なので緑の葉は葉にあたった光のうち緑の光を反射しているのです。ということはそれ以外の色は吸収しているということです。大事なのはその吸収した色の光です。色の光はそれぞれの色に応じた生命体に必要な太陽エネルギーを持っているのです。

木は生きるために根から水を吸って、そして葉が太陽の光を浴びて光合成をする事で栄養分を作り出しています。緑の葉は光合成をするのに太陽光線の中の緑以外、つまり赤とか黄色のエネルギーを必要としています。したがって緑のエネルギーはあまり要らないので葉っぱに当たった光のうち緑色の光は跳ね返してしまいます。この反射した光を人間は見ているので木の葉は緑に見えるんです。しつこいようですが、反射しなかった緑の色以外の光が光合成には必要なエネルギーなのです。

それが秋になると空気が乾燥するなどの様々な理由から葉っぱはあまり光合成をしなくなります。そうすると光合成に必要な黄色や赤のエネルギーがいらなくなるんです。つまりクロロフィルという緑の色素が消えていき、葉の中にあるカロチノイドという黄色の色素が現れてくるのですが、これを色の面で言うと、葉は色を変えてエネルギーの吸収を調節していくのです。そして最後に木の幹を守るために、あまり光合成をせずにだんだん枯れて落ちてしまうのです。要らない光を反射するという生命維持の秘密に色は密接に関係しているのです。

ちょっと難しそうな話を簡単に説明しましたけど、色を勉強しているととにかくいろんな疑問が湧いてきて、毎日楽しいですよ。

少し季節は逆戻りしますが、秋というとなんとなく物寂しいとき。そんな季節、彼との別れに、深まりゆく秋のなんとも言えないセンチメンタリズムを感じるこの曲、思い切り「黄色」を感じませんか?

「色づく街」 南紗織

南沙織さんで「色づく街」でした。いい感じですねぇ。この曲は昭和48年リリース。小柳ルミ子、天地真理、南沙織の3人アイドルで、私はこの中では南沙織派でした。たしかニッポン放送の「オールナイトニッポン」の収録で泉谷しげるさんのゲストで南沙織が来るというので、モーレツなファンの友人に誘われてスタジオに行った記憶があります。一番前の席だったので1メートルも離れてなくて、やっぱり可愛いかったなぁ。その後、僕は司会の泉谷さんに指名されて、記念品もらって、何かの商品のコマーシャルをやらされたんです。

それを考えると僕のラジオデビューは41年前だということになります。


いかがでしたか?ブログ版「色いろ音楽館」。これからも皆さんに「へ~」を提供できるような豆知識をお話しますのでお楽しみに。メッセージや質問、リクエストなどお待ちしております。

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