ブログ版「色いろ音楽館」no8~なぜ信号機を青信号というの?~
緑のことを青という習慣
皆さんこんにちは。札幌のフォーティーフォー(44)カラースクールの学長・Future Create 代表の阿部弘です。
さて、今日も「青」がテーマですが、信号機の「進め」の色と訊かれて誰でも青信号と答えますよね。でもどう見てもあれは緑に近い。どうしてでしょう?今日はそのことについてお話します。
色のカテゴリー
色は人類の進化とともに様々なカテゴリーをつくり出してきました。
最初は2分類、白と黒です。原始人は太陽が出ている昼の色を「白」といい、夜は「黒」という分類でした。つまり明るい色と暗い色を区別したのでしょうね。
そのあとに分かれたのは「赤」という分類。ひょっとしたら色のついたものはすべて「赤」というカテゴリーだったのかもしれません。
そんな具合に基本色彩語は色の塊として分かれていくのです。カテゴリーというと難しそうですが、例えば、オレンジ色のファイルがあったとします。それを近くにいる人に取ってもらうとき、「そこの赤いファイル取って!」って言っても取ってくれますよね。これも大きなカテゴリーとしては通じるのです。青や紫とは区別できますからね。
何故信号機は青信号というの?
同じように青緑の信号を「青」といっても日常生活においては何ら支障がありません。
以前は緑と青は同じカテゴリーだったのです。何でも緑と青が完全に区別されたのは平安時代から鎌倉時代のことだそうですよ。
また、青信号もそうですが、青二才、お尻が青い、なんていうのはすべて「緑」のことを指しているのです。でも当面、信号は青のままでしょうね。言葉として定着して、不便を感じないのでそれでいいのだと思います。
色と形を組みあわせたら?
ちなみに信号機ですが、人(特に男性)は遺伝子の関係で赤と緑が見分けずらい人がいます。
なのでわかるようにするために横型の信号機の外側は赤、内側は青になっていて、縦型は上が赤、下が青です。でもそれでもわかりずらい。
だから僕は以前から信号機のランプは全部丸で色だけ変えるのではなく赤は×、黄色は△、青は〇として色と形を併用したらどうかな?っていつも思っています。色は万能ではないからです。ユニバーサルデザインというのがありますが、こんなイラストも見つけました。楽しいですね。
青春とは?
さて、青がつく言葉には青い春、そう「青春」というのがあります。
青春とは一般的には10代20代という若さを意味する言葉だと思いますが、それだけではなくて、青春とはそれぞれの人が心の中に持っている情熱のようなものだと思うんです。
私の好きな加山雄三さんの言葉で、20代には20代の、30代には30代の、そして40代、50代、60代にだって青春はあるのです。
僕はもう60代ですが、まだまだ、青春の真っ只中にいる気分です。自分の人生を自分なりに精一杯生きていることは本当に幸せだと思うし、明日はさらに幸せになるような気がしています。 青春とは、そして幸せとは、誰とも比べるものではなく、自分の心の中にあるといつも思って生きているんです・・・。
ちょっと格好のいいことしゃべっちゃいましたけど、皆さんも是非、年齢に関係なく、自分の青春を謳歌してください。そんな願いを込めて、この曲を捧げます。
「青春時代」森田公一とトップギャラン
「青春時代」森田公一とトップギャランでした。とっても懐かしい曲です。
いかがでしたか?ブログ版「色いろ音楽館」。これからも皆さんに「へ~」を提供できるような豆知識をお話しますのでお楽しみに。メッセージや質問、リクエストなどお待ちしております。