ブログ版「色いろ音楽館」no4~赤い色を見ると興奮するってホント?~

今回は興奮色・沈静色のお話です。

皆さんこんにちは。札幌のフォーティーフォー(44)カラースクールの学長・Future Create 代表の阿部弘です。

第4回の今日も「赤」をテーマにしてみました。

■ 闘牛の布が赤いわけ

赤い布というと闘牛の布を思い出しませんか?でもこれ何故赤いのかご存知ですか?

そう、なんとなく赤は興奮色だから牛を興奮させてショーを盛り上がらせようとしていると思いますよね。でも実は牛や犬、猫のような動物は色が分からないのです。彼らの目では明るさは分かるけど色は分からない。だから赤とか黄色とか青の牛、馬、犬、猫などは見たことがありませんよね。子孫繁栄のためにオスがメスの気を引くのに「色」は何の役にも立たないのです。それより匂いや鳴き声、動きで誘うからなのです。

だから牛にとっては闘牛の布の色は何色でも良いんです。では何故、赤にするのでしょう?あれはあの真っ赤な布を見て興奮するのは観客と闘牛士です。よく考えたらショーで観客が興奮してくれなければ何の意味もないですからね。

その点、昆虫は何らかの色を見分ける能力があります。だから昆虫に花粉を運んでもらって種を維持する植物にはきれいな色のついた「花」があるのです。昆虫を色で誘って寄ってきてもらうためですね。花の色については後日詳しくお話をしますね。

 

ということで「赤い花」といって連想するのが薔薇です。そんな曲がありました。お聴きください。

「君は薔薇より美しい」布施明

「君は薔薇より美しい」布施明さんでした。布施明さんは僕が学生の頃、東京の有楽町の日劇で毎年コンサートをやっていました。僕は加山雄三さんも好きなんだけど布施さんも歌が上手だから好きで毎年聴きに行っていました。たまにコンサートの最後で「マイウエイ」なんかをマイクなしで歌っていたのが印象的でした。

 

※ポケモン事件

余談ですが、もう20年以上も前の話、ポケモン事件というのがありました。テレビアニメのポケットモンスターという番組で「赤」と「青」の光を交互にフラッシュさせて、それを見ていた子供たちが次々と失神してしまい約700人が救急車で病院に運ばれたという事件です。

赤は興奮色、青は沈静色なので それが交互に目に入った時に子供たちの脳では処理しきれなくなってしまったのだと思います。赤は情熱の色といわれますが、使い方によって人間に色々な影響が出る色なんですよ。

その画面に興味があったら体験できる動画を見つけましたのでちょっと覗いてみてください。でも部屋を明るくして見てくださいね。

ポケモン事件体験画像


いかがでしたか?ブログ版「色いろ音楽館」。今回で4回続けて「赤」をテーマにしてきましたが次回は「青」に関係あるお話をしますのでお楽しみに。メッセージやリクエストお待ちしております。

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