ブログ版「色いろ音楽館」no18～注意！デートの洋服の色～
皆さんこんにちは。札幌のフォーティーフォー(44)カラースクールの学長・Future Create 代表の阿部弘です。
いよいよ明日から新年度。私も来年度の専門学校などの授業が始まり忙しくなります。社会人も学生も希望に燃えて頑張ってもらいたいですね。
さて、今回は「色彩心理」について書こうと思います。皆さんとても気になるのではないでしょうか？
相手と仲良くなりたいとき(^^ゞ
人は色を見ることによって様々なことを感じます。たとえば、こんな話があります。
ある気の弱い男性が、意中の女性を思い切ってデートに誘ったんです。彼女もまんざらではなかったので、デートに行くことにしました。当日、彼女は何を着ていこうか迷った末、ほっそりと見えて肌もきれいに見えるように「白いブラウスと紺色のスーツ」で出かけました。
そして、２人は食事をしたのですが、気の弱い彼は、ほとんど思ったことが話せず、楽しい打ち解けた雰囲気にはならなかったそうです。
何故でしょうか？これは、この彼女の選んだ洋服の色が原因だったのです。
「白」というのは日本人の好きな色ベスト３に入る色ですが、「白々しい」と言うように、相手を突き放す色なのです。また、紺もその性質を持っています。
だから、このデートの場合、なかなか打ち解けるムードにならなかったんですね。もし、彼女が淡いピンクとかクリームを着ていたら、話が弾んだかもしれません。
人はその人の着ている洋服から印象を判断します。暖色系で明るくて柔らかい色はやさしくて暖かい人に感じるんですよ。
小児科や歯医者さんの看護師さんの白衣や学校の先生の洋服の色
最近、小児科や歯科の受付の方や看護師さんが真っ白な白衣ではなく、ピンクやクリームを身につけているのをご存知だと思います。それでなくても不安な子供たちですからその気持ちをやわらげてあげる効果がありますね。
よく私も小学校や中学校の先生たちに色のことで講演をするのですが、学校の先生は結構白と紺の組み合わせが多いです。これで生徒に「先生に何でも話すんだよ」と言ってもなかなか打ち解けてくれないと思います。ぜひ、ピンクやクリームの暖色系の淡い色で子供たちと接してみてください。変化があるかもしれませんよ。
このように人は色によって心理的に様々な変化が現れるのですが、正直、色彩心理学というものはまだまだ学問としては確立されていないのが現状です。
その人がどんな色を選ぶからこういうことを考えている、とか、どんな色が好きだからどんな性格、と言うのはあくまでも一部の統計的なデータであって、全員に当てはまるかと言うとそうでもないのです。そうかもしれないけど、違うかもしれないというレベルのものとして考えたほうがいいかもしれません。色と個人と言うのはこれからの研究によって解明されるのかもしれません。それほど人の心理とは複雑なものなのです。
ということで今日はピッタリの曲
「心の色」、中村雅俊さんでした。中村雅俊さんと言うと今でも大活躍の俳優さんですが、昭和４９年の「われら青春!」という太陽学園ラグビー部を舞台とした青春ドラマでデビューしました。あのころはサッカーとかラグビーとかバレーボールとかのスポーツをテーマにしたドラマが多かったですね。よく見ていました。
色の話は古くなってもおかしくないのですが、この「色いろ音楽館」に出てくる音楽、やはり懐メロですよね。
でもね、この前テレビで「昭和を懐かしむ世代がまだまだ頑張っていて、更に若い人も昔のものに興味を持っている」って言っていました。だから古い曲でも皆さんで聴いてみてください。なかなか良いですよ(^^ゞ
ということで今日は「色彩心理」のお話をしました。いかがでしたか？ブログ版「色いろ音楽館」。これからも皆さんに楽しんでもらえるような豆知識をお話しますのでお楽しみに。メッセージや質問、リクエストなどお待ちしております。
